2.初心者向け用語集
3.ロスター構築 前編
前回作成するミニチュアを決めましたので、いよいよ作り始めます。
最初の準備で提示しましたが、わりと簡潔に書いたので、今回は細かくお話する所から始めます。
まず用意するプラモデル用工具ですが、
必須
・プラモデル用ニッパー
・プラスチック用接着剤
あると良い
・デザインナイフ
・紙ヤスリ
・瞬間接着剤
こんな感じです。
意外と少ないよね?
まずはニッパー、これが無いと始まりません。
ニッパーにも色々種類があって、用途に合わせて性能が違います。
今回はプラモデルを作るので、刃が薄く鋭いプラスチックニッパーを用意します。
金属用ニッパーは切れ味が悪く、刃が太い為、プラスチックを切断する前に潰す事や、切りたい所まで刃が入らない事がありますので、横着しないように。
安い物は1000円程度から購入可能ですが、実はニッパーは相当大事な工具です。
作業時間の短縮すら可能な工具なので、しっかりした物(3000円~)を購入する事をオススメします。
一押しなのはこちら。
ゴッドハンドのアルティメットニッパーです。
切れ味が凄まじく、綺麗な断面が拝めるので是非購入してみて下さい。
ただ雑に扱うとすぐ刃先が折れるほど繊細ですので、大事に使って下さい。
そこまでの予算は無いよ、、、って場合はこちら。
タミヤの薄刃ニッパーです。
非常にベーシックで耐久性が高い、定番のニッパーです。
次に接着剤。
こちらは恐らくGSIクレオスのミスターセメントSPがあれば事足ります。
流し込み速乾接着剤で、パーツを合わせた隙間にちょんと当てるだけで吸い込まれて接着されます。
乾燥が早く、強度が高いので、次々と作業する場合には最適です。
ただ合わせ目を消したい場合、溶けた樹脂が殆どはみだしてこないので、合わせ目を消す場合には不向きです。
ちなみに私の場合は、以下の通りプラスチック用接着剤3種と瞬間接着剤6種を使い分けてます。
別に腕の良いモデラーでは無いですけど、だからこそ道具の力を借りるんだと思います。

左からミスターセメントSP、タミヤリモネンセメント、秘伝のタレ、ウェーブ黒い瞬間接着剤、シアノンDW、ゼリー瞬間接着剤、流動性の高い瞬間接着剤。
下段に移って上がウェーブの高強度瞬間接着剤、下がウェーブの低白化瞬間接着剤です。
秘伝のタレが気になるかと思いますが、タミヤの流し込み接着剤にランナー(パーツの周りの四角いプラの枠)を刻んで入れてプラスチック樹脂オンリーで容量を増した奴です。
普通の白いタミヤの接着剤はスチロール樹脂入りなので、それを避けつつ樹脂量を増やして粘度を上げた、合わせ目消し用接着剤です。
扱いが難しくて乾燥に時間がかかるのでオススメはしませんw
瞬間接着剤は接着にも使うのですが、合わせ目を消す為に盛り上げたりするのにも使います。
特にシアノンはベビーパウダーと混ぜる事で強度を下げて分量を増してやる事で合わせ目処理がラクになるという良いマテリアルです。
色々ありますが、とりあえずはじっこの紫キャップだけ購入しておけば、特に困らず作れるかと思います。
あとあると便利な物として挙げたデザインナイフですが、パーツの横に出る、金型の合わせ目によって出来るでっぱりのパーティングラインや、金型の隙間から樹脂が漏れて出来るバリを取ったりするのに便利ですが、模型的な完成度を目指さないなら不要です。
紙ヤスリはニッパーで切った跡を綺麗にするのに使います。
番手としては400番と600番くらいがあると便利です。
これも気にしないなら不要です。
瞬間接着剤は仮止めしたり、マグネタイズする際に使います。
瞬間接着剤は実は剥がれやすいので、仮にパーツをつけたり、ゲームに持って行ったらとれてたパーツを補修するのにあると便利です。
ゼリー状の接着剤が失敗しにくいのでオススメなので、1本持っておくといいですね。
道具を用意出来たなら、あとは説明書とロスターに従い、ミニチュアを作成するだけです。
プラモ的に綺麗に作るコツは今回割愛しますが、ちょっとだけコツを。
パーツを切り出す際、2度切りという小技を使います。

腕が2本しか無くて見辛い感じの写真しか撮れませんでした、、、
まずはランナー(周りの枠)から切り出すのですが、その際ゲート(パーツとランナーの接合部)から少し離れた所で切ります。

そして次にゲートの位置で切断します。
なんでこんな面倒くさい事をするのかというと、その方が綺麗に切れるからです。
まずパーツの周りにランナーがあるので、刃を入れる方向が限定される事。
極力ゲートの長辺に刃を当てて切る方が歪まず綺麗に切れます。
更にゲートがある状態で切ろうとすると、刃が入る分プラスチックが左右に押し出され、刃の入っている位置に圧力がかかります。
そうすると断面が歪んでしまい、汚い切り口になりがちです。
これをきっちり行うだけで、場合によっては処理しなくても分からないレベルの綺麗な断面が作れます。
さて、バチバチ切ってぺたぺたくっつけたらあっという間に形になりましたね?
ウォーハンマーのミニチュアはすぐに作れる手軽さが最高です。
もうガンプラとかパーツが多くてやってらんねーです。
全部接着していいのかな?って思うかもしれませんが、基本的に接着してOKです。
この後筆で塗りますが、筆の入らない所は見えないし、影になる部分です。
なので気にせずに接着しちゃいましょう。
一部見えるけど筆が届かない場所とかありますけど、その辺はなんとなく察してパーツ付けるの止めて下さい。
支障無さそうであればベース(黒い丸い奴)も接着してOKです。
やりにくくなる場合もありますが、公式はだいたい接着してしまってます。
さて、組み上がりましたね?
並ぶと圧巻ですよね!
この瞬間は間違い無くテンションダダ上がりの筈。
一応現状でもゲームは出来ます。
ただ恐らくグレー一色の筈なので、流石にそれは見栄えが悪いし、相手が混乱する事請け合いです。
地域やプレイヤーによって異なるのですが、ペイントしてないミニチュアはNGという人や、サフが吹かれてばOKな人まで結構差があります。
私はプラ地でも全然OKなタイプですが、せっかくですからサフくらい吹きましょう。
こちらが前述したプライマー入りのサーフェイサーです。
一度吹けばプラが溶解しても剥がれない、恐るべきプライマーサーフェイサーです。
色は黒しかないの?と思うかもしれませんが、シタデルで塗る場合、基本的に下地は黒でOKです。
これを吹くと、表面が梨地(ツヤ消し)になり、筆から塗料が乗りやすくなります。
厚く吹かないように注意しながら、全体が黒くなったらOKです。
ものの10分で乾燥しますので、決して乾燥を早めようと暖房当てたり、乾燥機に入れないように。
収縮が早いので、ヘタすると塗膜がプラ毎割れます。1回やらかしました。
あとこれ、勢いが強く、めっちゃ臭いので、屋外での使用をお勧めします。
いよいよシタデルで塗装!
、、、ですが、私それに関しては教えられる程ではありません。
なのでシタデルの基本だけ軽くお話して、詳細は公式のWHTVで勉強して下さい。
何言ってるか分からないと思いますが、色の名前だけ分かれば後は見たら分かるので、気にせずガンガン視聴してください。
シタデルには塗料のタイプが幾つもあります。
このタイプの扱いを間違えると悲劇が起きるので、購入の際は色だけを気にせず、タイプを気にして下さい。
タイプはそれぞれ
ベース 隠蔽力の強い下地用塗料
シェイド 影用の薄い塗料
レイヤー 上塗り用の下地が透ける塗料
ドライ ドライブラシ用の固形塗料
エッジ 角を塗る為の塗料
グレイズ 宝石やレンズの光沢を表現する塗料
テクニカル テクニカルな使い方する奴
テクスチャー 地面を表現する塗料
エアー エアブラシ用の塗料
の9種類です。
よく使うのはベース、シェイド、レイヤー、グレイズくらいですかね。
まずはベース塗料で塗り分けを練習してみると良いかもしれません。
少なくともベースの分だけでも塗り分けられてるとそれなりに見える物です。
はみ出しても上塗りすれば良いので気にせずガシガシ塗ってみて下さい。
使う塗料はだいたい箱に書いてありますし、WHTVでも解説してる場合があります。
更にとても便利なアプリがあるので、こちらを利用すると、塗料の管理も出来て非常にナイスな代物ですのでとりあえずダウンロードしてみて下さい。
シタデルペイント アプリ
Android
https://play.google.com/store/apps/details?id=com.gamesworkshop.citadelpaint
iOS
https://itunes.apple.com/app/citadel-paint-the-app/id1238189867
と言うわけで塗装はWHTVに丸投げする感じになりましたが、塗装まで終わった事になります。
次回はゲーム用のロスター作成を詳細にお話しようと思います。
5.ロスター構築 後編
6.ゲームプレイ編
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